2002-07-15 (Mon)

_ Object指向とXML

Object指向とは何かを改めて考えてみたら、(現実世界の)何かをobjectでwrapすることだと思いました。例えば、Customerクラスを作ったときは、ビジネス上の顧客という実体をobjectでくるんだわけです。言うなれば、「class 顧客 implements Object」ですね。Entity Beanは、databaseをwrapしobjectとすることで、Object指向プログラミングのcontextにdatabaseを入れてしまえます。

そうなると、XMLの位置づけが難しくなります。XMLは次世代技術を担うはずで、それならばObject指向と絡むのが必然だと思うのですが(いや、不可分の関係になるとさえ思っていいます。極端な話、メソッドの引数がXMLになったり、method invocationはXMLを通さないと出来ないとか。Cocoon2のpipelineを見ているとそんな気もするのです)、どうなるのかなと。XMLをobjectへbindする技術はあるのですが、wrapするとはどういうことなのかなと。DOMとも違うように感じるのですが。

_ 最近の読書

久しぶりに、読みたい本が爆発しました。

モア・サーブレット&JSP。素晴らしいです。Servlet2.3/JSP1.2の記述をこの人の本で読めて感動です。前作コア・サーブレット&JSPの改定版の装いです、かなり書き直されているので、続編ですね。

UNIXという考え方。いまさらな感はありますが、読んでみました。素晴らしいです。当たり前といえば当たり前ですが、こうやって文章で読むと迫力があります。特に5章に感動しました。この人、ビジネスセンスもあります。

Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編。 Java言語で学ぶデザインパターン入門が素晴らしかったので、即買いです。大変すばらしいです。例えがうまく、サンプルも豊富で、数冊のJava Thread関連をまとめ上げた感じです。reviewerが沢山いらっしゃるのはうらやましい限りです。Open Sourceじゃないけれど、reviewerの力があってこそのよい本だと(著者の力量はもちろんですが)、本を書いて実感しました。

Enterprise JavaBeans 3rd Edition。今全力で読んでます。これくらいは読んでおかないとEJBの会話になりません。前作を読んでいるので、とりあえず必要なところを読んでいるのですが、かなり書き下ろしています。ほんと、外人さんはよい本を書きますね。この素晴らしい著者が、OpenEJBの開発者と知って少々ショックです。気持ちのいい英語なので、がんがん読めます。

JBossの本が発送されたので、これも読まねば。

こんなによい本を読めるなんて、幸せです。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]
_ miki (2002-07-15 (Mon) 15:37)

XMLが絡むところと言えば、(1)オブジェクトの永続データ、(2)オブジェクトのメタデータ、(3)オブジェクト間通信のプレゼンテーション層、てなところでしょうか。(1)はXML DB、(2)はEJB DDやOMGのXMI、(3)はSOAP, JAX-RPCなどがあります。Object指向はI/Fを扱い、XMLはデータを扱うので、両者は補完し合う仲というのがよく言われることです。CORBAはportable I/F、XMLはportable data、Javaはportable code。EJBはこれらすべてをうまく使っています。

_ miki (2002-07-15 (Mon) 16:57)

はんばあぐさんお勧めの「モア・サーブレット&JSP」は会社帰りに買ってみます。楽しみです。Oreilly EJB本の誤植は結構多いので注意してください。JBossの本は2.xをベースにしていますが、セキュリティの部分は3.0でもあまり変わっていません。servlet/JSPからEJBを使うときには、このセキュリティが実際問題としてとても重要ですね。EJBのコードを一切変えずにプロパティファイルによるユーザ認証から、LDAP認証へと切替えられる(いわゆる宣言セキュリティ)がEJBらしい。

_ はんばあぐ (2002-07-15 (Mon) 18:30)

モア・サーブレット&JSPは間違いなく良書なのですが、すでに知っている知識も多いため、ざっと立ち読みしてください。値段も高いですし。

_ miki (2002-07-15 (Mon) 21:02)

モア・サーブレット&JSP、買いました。web.xmlと宣言的セキュリティの章が私にとってはとてもタイムリーです。良い本を紹介してもらって感謝です。翻訳については、deployを「展開」と訳したりと、ちょっと?の部分もあります。

_ ASIP (2002-07-16 (Tue) 11:24)

妥当なXML文書を操作するためのAPI(I/F)を生成するための技術や<br>XMLを汎用的に操作するAPI(I/F)にwrapすることを求めるよりは<br>これらをwrapする方法を考えるほうが賢明な気がしているのですが<br>いかがでしょうか?

[]