HYSPRO Diary
2003-02-02 (Sun)
_ 「イラクとパレスチナ アメリカの戦略」 田中宇著 光文社新書
結構惹きこまれて読みました。面白かったです。amazon.co.jpにコメントがひとつもなかったので、投稿してみました:
中東における「欧米による間接的な植民地支配」という著者の視点が具体的に述べられている。間接的植民地支配とは、地域を小さな国家で分割し互いに争わせることで、それぞれの国が欧米の助けを必要とする状況を作り出すことである。それはめぐりめぐって欧米に利益をもたらし、また欧米に対抗できるような地域強国を育たせない戦略でもある。アメリカのこのような戦略は現代の中東情勢に顕著にあらわれるので、中東を観察することはアメリカを分析することに繋がる、と著者はいう。すなわち、アメリカ政府内での右派と中道派との激しい政争がみてとれる。
本書の章立ては、イラク問題、アメリカ政府、サウジアラビア、パレスチナと進む。様々なニュースソースや著者の中東訪問体験にそって、著者の視点が展開されていく。
このような著者の視点は、政治の真実の一面をついていると思う。歴史やニュースの見方が深まるので面白い。特に、アメリカ政府内での争いが興味深く、一読に値する。残念なのは、裏づけが少なく、著者の憶測の域を出ない点だ。話の展開も紀行文的で、やや散漫だ。そういう意味では論文までは昇華していないが、新書ということで読みやすく、政治の一面を眺めるのによい本だと思う。なお、著者の視点は広瀬隆氏のものに似ていると私は思う。
2003-02-03 (Mon)
_ tDiaryユーザーコミュニティ
tDiaryユーザーコミュニティのWikiができたようです。FAQもあり、ここに統一されるようです。
_ 歴史の黒い人脈を知りたいのなら
歴史の黒い人脈を知りたいのなら、広瀬隆がお勧めです。近代の歴史を動かす人々には血脈・人脈が渦巻いているという実情がよく分かります。系図を語らせたら広瀬隆ですね。難点は、読みにくいことです。分量も多く、カタカナ人名が淡々と続くのはちょっとめげます。私もじっくり最後まではなかなか読みきれません。これを機に再挑戦しなくては。
- 赤い盾
- 私物国家―日本の黒幕の系図
- 世界石油戦争
- 世界金融戦争(新刊)
_ 赤い盾が大作です。彼のrootは結局赤い盾に行き着きますので、どの本を読んでも、結局これを読むことになります。
_ ついでに田中角栄研究も
黒い人脈ついでに、「田中角栄研究」立花隆著もお勧めです。あの時代の日本政治の人脈が描かれ、カネを生みだすからくりを解き明かします。内容の面白さ、筆の力など一級の読み応えです。彼の調査手法はとても説得力があり、科学的であるとさえ感じます。
こういった政治ものを書かせたら立花隆はすごいです。理科好きな彼なので、調査に対する徹底さが違うからです。しかも、あらゆる文学を読んでいるだけあって、文章がうまいく、硬い内容でも分かりやすく読めます。
残念なのは、彼の本当の趣味は政治ではなく、理科であることです。理科を分かりやすく書ける人は彼以外に世にたくさんいるので彼が書かずともよいのです。政治の世界は彼のように書ける人は稀有なので、彼に活躍してほしいのですが、本人の気がのらないので仕方ないですね。広瀬隆の内容を立花隆が書けば最高なのですが。
2003-02-04 (Tue)
_ Debianのunofficial apt-lineのリンク集
誰のWikiなのか一見では分からないのですが、Debianのunofficial apt-lineのリンク集をrefererからみつけました。ここのtDiary.debもあって嬉しいです。
今のtDiary、カテゴリ機能など新機能の開発がもの凄いので、次バージョンのパッケージ化が大変そうです。IDEAページのWiki移行が今週でめどが付くので、週明けて、今のバージョンのうちにtDiaryのパッケージにカタをつけたいと思う今日この頃。
2003-02-06 (Thu)
_ Debian free-java-sdkパッケージ
free-java-sdkパッケージをインストールすると、FreeなJavaのSDKを得ることができます。これはメタパッケージになっていて、jikesなどの必要なパッケージ群がまとめられています。すなわち、これひとつをインストールすれば、FreeなJavaの開発ツール環境が整うことを目指しているそうです。
ちょっといじってみましたが、Shift_JISなXMLが読めず、少なくともデフォルト設定のままでは日本語に難がありそうです。さらに、例えばXDocletのAntビルドが通らないので、英語環境であっても、Sun's SDKのようにはいかないようです。今後に期待しましょう。
いや、なんか私の環境がごちゃごちゃになってしまいました。もうちょっと試します。
_ Debian free-java-sdkパッケージ (2)
JAVA_HOMEやalternativeを設定しましたが、XDocletのAnt通りません。残念。もっと設定が必要なのかも知れません。
_ Oracle9iの値段
Oracle9iの値段を聞いてびっくりしました。Enterprise版で2台でクラスタリングすると、それなり(UNIX)のハードウェアも込みで、4000万円以上です。最近値を下げたと思っていたので、改めて驚きました。Enterprise版は結構なお値段です。それなりのハードウェアももちろん高かった。
そんな値段、見積もりでも書いたことありません。
_ Apache projects増殖中
WebServices ApacheやDB Apacheが現れたと伝える日記を見たので、あらためてwww.apache.orgを見に行ったら、独立プロジェクトがいろいろありました。
Antが独立しています。ant.apache.orgです。設立を見たら2002年11月でした。お恥ずかしい。最近ずっとCVS上でビルドしたホームページを見ていて知りませんでした。Antがデファクトであることを誇示しているようで、独立はめでたいです。頑張れ、Maven。でも、このページは、Mavenぽいがちょっと違うような。CVSでチェックしたいけど、ここはポートが塞がれている...。
Commonsも独立してますね。まだ、テキストだけなので、ちょっと貴重かもしれません。
Cocoonも載っていますが、こちらはまだxml.apache.org/cocoon/です。
でも、一体どういう基準で独立されるのでしょうか。
2003-02-09 (Sun)
_ Mock objectとTest
データベースなどの外部環境を含んだTestを書くのは難しいです。ひとつのテストが外部状態を変えてしまうと、他のテストや続くテストをすることが出来なくなります。だから、外部状態を初期化しなければならないのですが、これがなかなか面倒なのです。
どうしたものかと積年の謎なのですが、DeveloperWorksの記事からMock objectとからめたものを2つ。Test flexibly with AspectJ and mock objectsとUnit testing with mock objects。[through Dannさん]
前者の問題分析は素晴らしい。そういう問題があるんですよね。前者の後半で書かれているAspectJは、AspectJの知識がないので、全く分かりませんでした。AspectJを学ぶ時がとうとう来たなという感じです。今までAspectJをやる動機がなかったのですが、"Testability"を目指せるなら、学ばねばなりません。
2003-02-14 (Fri)
_ 日本IDEAユーザー会発足
日本IDEAユーザー会のWikiサイトを作りました。IDEAでコードを書いていると、リズム感・スピード感がたまりません。Develope with Pleasure! がIDEAのスローガンです。
_ Ant2には、Jarのネットワークダウンロード機能が付くらしい
Ant2には、Jarアーカイブからのネットワークダウンロード機能が付くらしいです。Ant2、素晴らしい。
Mavenのすごいところは、自動ダウンロード以外にも、プロジェクトの構造が決まっていて、ちょっと設定するだけで各種情報からWebサイトまでもを自動生成することができる点です。でも、どういう構造が決まっているのか、どういう設定なのか、追いかけるのが大変です。しかもちょっとバギー(というか依存関係がsensitive)。
Maven b8が昨日リリースされました。まだバグが残っているそうで、b9でつぶして、パフォーマンスを上げたりドキュメントを整備したりしてb10にして、1.0リリース予定だと、MLで議論されました。
_ 日記心理学
ちょっと命題を考えてみました(笑)。
人間には一定レベルの好奇心が日々必要で、他で充足していると日記の項目が少なくなり、足りないと日記が増える。
日記量(セクション数・文字数など)の統計情報を表示すれば、日記著者の心理状態が分かるかも!?。株のチャートみたいに14/28日移動平均線をかいて、「あっ今ゴールデンクロスだ」とかいえますかね。
_ miki [日本IDEAユーザー会のWikiを使ってWikiに目覚めました。 EJB版が作れないかなぁ。名前はMiki。あはは。]
_ はんばあぐ [そうでしょ、そうでしょ。Wikiは便利です。 Java&EJB版作りたいですよね。Javaに限らず既存のものと同じで..]
_ miki [「日本発の wiki クローンリスト」というサイトをみると、国内でもずいぶんWikiを作っている人が多いですね。 と..]
_ miki [c2.comに"Wiki Engines"にJavaベースのものが沢山紹介されてました。"Wiki Way"の翻訳本..]
_ miki [VeryQuickWikiがJB3にhot deployできました。ソースの数が少ないしDBをバックエンドに指定でき..]
2003-02-15 (Sat)
_ Mavenのビルド
Mavenのビルドですが、公式ドキュメントどおりでうまくいきます。ちなみに、Debian上です。
ただし、CVSからソースを新規にダウンロードしました。ソースのツリーが変わったのか、既存の環境にcvs updateするとゴミが残ってコンパイルを邪魔するので(cvs update -d -Pとしても効果なし)、新規にcvs checkoutしました。
_ Maven雑記
Mavenでビルドできるプロジェクトなら、とりあえず$ maven -gして、どんなコマンドが有効なのか確認します(Antの$ ant -projecthelpに相当)。一番大きなくくりは、たぶん$ maven site:generateです。Antとは違って、引数にはname spaceがあります。これで、各種情報を含んだWebページができあがります。$ maven dist:buildも大きなくくりです。
その他には、$ maven java:jarで、クラスファイルができあがります。$ maven javadoc:generateで、JavaDocが生成されます。生成されるものは全てtargetディレクトリに置かれます。Antでいう、buildやdistディレクトリです。
このような処理はAnt同様、プラグインで実装されています。多数のプラグインがデフォルトで組み込まれています。Mavenのプラグインが想定する機能は、Antよりも広い概念です。すなわち、「ファイルをコピーせよ」とかではなくて、上記のsite:generateのように「プロジェクトのWebサイトを作れ」のようなものです。
Mavenの凄い点は、Webサイトを作るための特別な設定が必要ないことです。ここがAntと決定的に違う点です。project.xmlに、開発者の名前や依存Jarファイルといったプロジェクトの情報を書き、決められたパスにソースやテストソースを置いておけば(変更もできる)、site:generateでデフォルトのWebサイトができあがります。コンパイル、JavaDoc、アーカイブなど、まさにMavenのサイトそのもののようなWeb一式です。Webサイトのための特別な設定は、デフォルトのままでよいなら、必要ないのです。
project.xmlは、Antのbuild.xmlとは違います。build.xmlはコマンドの定義ですが、project.xmlはプロジェクトの情報です。プラグインで定められたデフォルト動作のままでよいなら、コマンドを定義する必要がMavenにはありません。もちろんコマンドも定義できて、それはmaven.xmlに書きます。これがAntのbuild.xmlに相当します。繰り返しますが、maven.xmlがなくても、とりあえず動作します。
prject.xmlの書き方は、既存のもの(例えばMaven自身のもの)を修正すればこと足りるでしょう。見えにくいのが、デフォルトでファイルをどこに置くかと、maven.xmlをどう書くかです。
具体的にプロジェクトを自分で作るときに悩ましいのが、依存するJarの置き場です。Jakartaものなどpublicなものはネット上のJarアーカイブにたいていあるのでそのままproject.xmlに設定して問題ないのですが(でも最新バージョンがないこともある)、問題は、自分で作ったJarを参照するときです。この置き場(Antでいうlib)を定義することができないので、Jarがダウンロードされるリポジトリに自分のJarも置き、ダウンロードされたように見せかけます。ここがかなり面倒です。だから、リポジトリを、Mavenに1つ共有ではなく、プロジェクトごとに設定するのがよいようです。でもこれだとなんか、もともとの理念に反するようで、腑に落ちないのですが。
_ build.xmlはコマンドスクリプトである
XMLにはいろいろな用途がありますが、例えばAntのbuild.xmlは、シェルスクリプトのようなものと考えることができます。コマンドに対応する実装はJavaでタスクを書き、プラグインすることができます。XMLはスクリプトファイルだというこのような発想を体現しているのが、Apache Jellyです。そのJellyの上に構築されているのがMavenです。今後、いろいろなプロジェクトが、Jellyに統一されていくかもしれません。同じものを2つ開発していく必要はないのですから。
以上、書き始めたら止まりませんでした。ちょっと古い知識なので、優れた機能がMavenに導入されていたらツッコミください。他人任せでなく、自分でMavenレポートのひとつでも真剣に書くべきなのですが。なお、10人ツッコミもらえても書けません。AspectJ調べたいし。
_ MavenはAntの拡張ではなく、別物か
つまり、プロジェクトを開発する観点からはAntが便利です。細かいスクリプトを書いていけますから。逆ですね、プロジェクトに必要なスクリプトをいろいろ書いていく必要に迫られます。しかも、同じような処理でも、プロジェクトごとに微妙に違ったりします。一方、プロジェクトのリリースを管理するにはMavenが便利です。特に、publicなプロジェクトには便利でしょう。私は最初開発が楽になるのかと思ってMavenを触ったのですが、以上のようにその点はそうとも限らないのです(便利な点ももちろんあるが)。だから、Jakartaの開発者がMavenを欲する気持ちはよく分かるのですが、一般のプログラマが使ってとても便利かというとちょっと疑問です。Antで十分でしょう。オープンソースなプロジェクトにははやるでしょうが、一般にははやらないかもしれません。
もうちょっと正確に言うと、AntでできることはMavenにもできるので(Mavenのコマンドで書いてもよいし、それこそMavenからAntを呼び出してもよい)、MavenはAntを含ます。しかし、AntでできることをMavenでやらずとも(特に、Mavenの情報が少なくMavenが不安定な今)いいわけです。Mavenでしかできないことは、開発という視点を超えるものが多いので、別物と捉えたほうがよいのかも知れません。
Mavenは、Linuxでいうパッケージ化の技術かもしれません。基本はmake(ant)でコンパイルするのですが、それをディストリビューションに合わせたパッケージにするにはaptなりrpmなりが必要です。ディレクトリ構造が厳格に決められているDebian aptが便利なように、Javaプロジェクトの標準にMavenがなるかもしれません。そのときでも、開発者がコンパイルにつかうのはAntでしょう。
うーん、WARやEARの作成はMavenで便利になるでしょうし、AntとMavenの関係は同じような違うような、微妙です。
2003-02-16 (Sun)
_ X WindowでClientとServerをsshで通信
xserver$ xhost x-client-host xclient$ export DISPLAY=x-server-host:0
_ テスト
2003-02-18 (Tue)
_ Broken Window理論
特命リサーチで取り上げられた理論らしいのですが、小さな犯罪の放置が大きな犯罪の誘引となる、というものらしいです。要はNegative Feedbackで、犯罪心理学的な具体例なのですが、営業トークにいいかも知れません。
今週の「がんばれゲイツ君!」のオチが、それをうけて、Broken Windows理論(笑)。OSたるWindowsが不安定なので、その上での開発がいい加減になるとか、不正コピーを助長するというものです。もちろん冗談なのですが、ちょっとドキッとします。アプリの不具合をめぐって、OSの問題とかDBの問題とかいい加減な仕様の問題とか、いろいろ政治的駆け引きになってしまう現実もあります。
TestCaseを書く一面に、Broken Windowを防ぐ意味も陰ながらあるのかもしれません(もちろん本来の目的が最大の目的です)。TestCasesを書き連ねていくと、TestCaseを書かないとイライラしてきますから。
_ ssh -X
K君ツッコミThanks。sshでなにか教わったことは覚えていたのですが、それが何か思い出せませんでした。このサイトのNamazu検索をはやく復活させなくてはいけませんね。
試したところ、2つ課題があり、DISPLAYの方がよいです。X Windowの話は言葉遣いが複雑なので、私の環境を例にまず用語を定義します。
デスクトップ:Remote, X Client, Debian
ラップトップ:Local, X Server, Windows, XonWindows[Cygwin]
ssh -X:ラップトップからデスクトップにsshすると同時に、ラップトップ上にアプリを表示する
DISPLAY:ラップトップからデスクトップへあらかじめsshしてログインしておいて、デスクトップ上でアプリを起動し、ラップトップに表示する
さて、1つ目の問題は、なぜだか、ssh -Xの方が遅いのです。明らかな差があります。
2つ目の理由は、デスクトップには「screen(コンソールのウィンドウマネージャ)」があるので、DISPLAYからいろいろ起動したほうがとても便利だからです。screenのないコンソールはつらい体になってしまいました(^^;。ラップトップにscreenがあればよいだけの話なのですが、XonWindows(Cygwin)をいろいろいじるのは骨が折れます。
おまけ:根本的な問題を抱えていて、X Serverが遅いのです。マシン性能はどちらも高く、100MB LANで回線速度も問題ないので、XonWindowsのX Serverが遅いと思うのです。まあ、タダ物なので仕方がないのですが。Emacsの操作は問題ないのですが、Javaを書こうとIDEAを使い始めると、タイムラグがちょっとあって使えません(あと一歩という感じ)。XonWindowsのrpmは更新が遅い(というかほとんど更新されない。それとも、私の見方が悪いのか)のですが、最新のCygwinだと違うのかもしれません。
_ Apacheに日本人?
Apache.orgのWikiサイトのホスト名が、nagoya.apache.org。日本人が関わっているのか、偶然なのか。
2003-02-19 (Wed)
_ あ〜あ、脱力
ラップトップ(Mebius)のWindows XPが立ち上がらなくなりました。c:\WINDOWS\SYSTEM32\CONFIG\SYSTEMが壊れているというエラーです。そう、レジストリが壊れました。MebiusにはWindows XP自体のCD-ROMがなく、リカバリーCD-ROMしかありません。こういう販売の仕方は問題ですよね。お手上げです。データは外からは読めるでしょうから、HDDが物理的に壊れるという最悪の事態はまぬがれたと思います。
というわけで、週末HDDを換装します。幸か不幸か、DebianとWindowsのデュアルブートにできそうです。
個人宛のメール、アドレス帳がないのでメールできません。復旧までしばしお待ちください。最低限のバックアップはしてあるので、なんとかしようと思えばなんとかなるのですが。
デュアルブートにするときは、どのようにパーティションを切るのが賢いのでしょうか。40GBのHDDです。Windows + Debian。または、Windows + Debian + Data、のようにデータ領域を共通化したほうが便利でしょうか。サイズも悩みますね。
2003-02-20 (Thu)
_ Ruby用html/xhtmlテンプレートライブラリー amrita
amritaは、Ruby用のhtml/xhtmlテンプレートライブラリーです。ZopeのZopePageTemplate(ZPT)と似た目的/書式です。
_ Wiki Clone: Hiki
Hikiは、Rubyで書かれたwiki Cloneです。まだ人柱用だそうです。
デザインはCSSで定義し、なんとtDiaryのテーマCSSを利用できます。こういう波及効果もtDiaryにはあったのですね。プラグインも利用できるようにするそうです。素晴らしいアイデア&偉業です。
Viewを生成するのに、amritaを利用しています。
細かい点ですが、ライセンスがちょっと気になります。HikiはRubyライセンスなのだそうですが、diff.rbというGPL2のモジュールを利用しているそうです。となると、HikiもGPL2が適用されそうなのですが、どうなのでしょう。Hikiのソースを見ていないので、憶測ですが。
2003-02-25 (Tue)
_ Mebius Debianファーストタッチ
HDD換装しました。快適、快適。
_ Mebius HDD換装
Mebius Muramasa PC-MV1-C1WのHDDを富士通のMHS2060ATに換装しました。人柱ということで、報告します。なお、動作を私が保証するわけでも、勧めているわけでもありません。自己責任で行ってください。
60GBなのでBIOSが認識するか多少不安があったのですが、全く問題ありません。SHARPのサイトにBIOSがアップデートされていたのでついでにアップデートしましたが、もとのBIOSでも大丈夫です。
ノートパソコンなので熱対策を考えて、回転数は4200rpmのものを選びました。このHDDは発熱量が少ない方で、ピーク時2.3W、0.65W@Idel、0.25W@stanby、0.10W@sleepです。使ってみた感じでは、もとと同定度かやや少ない発熱です。音は静かになりました。回転数はもとと同じですが、OSを動かした体感では、若干速いように感じます(もっともWindowsを新規にインストールしたので、その他の原因もあるでしょう)。
作業は難しくありません。パームレストの左手下がHDDの場所です。HDDは簡単に外れ、封印シールもありません。
Debianのインストーラでパーティションを切った後、リカバリーCDからWindowsを入れました。その際、LMRとCHRの数字が合わないというエラーが出ますが、無視して先に進みます。WindowsのBootLoaderが入りませんが、私はもともとGRUBを使うつもりだったので、問題ありません。
_ Debianのインストールの仕方
Linux World3月号に、Debian Woody 3.0r1のDVDがついていたので、これを使いました。このDVDには、Debianの他、RedHat8, Vine 2.6r1, TurboLinux8, MiracleLinux SE2.1があります。
Debianインストールのコツは、インストーラでパッケージを入れないことです。現在のインストーラは優秀かもしれませんが、はまりたくないので、自分の経験に従いました。taskselを使わずにベースだけインストールして、自分でゆっくりaptでインストールしていきます。
testing(sarge)までもっていきました。Aptを設定し、aptやdpkg,gcc,perlといった主要なものをまずapt-get installしてアップデートします。依存性にはまらないようにするためです。その後、apt-get upgradeします。そして、apt-get dist-upgradeすれば、testingの領域です。
_ PC-MV1-C1WのX Window設定
はまりポイントは、BIOSの設定です。VRAMの量がデフォルトで1MBとなっているので、8MB(MAX)にしましょう。そして、ビデオチップはi830Mです。XFree86 4.2.1では、i810ドライバがこれに対応しますので、これでdpkg-reconfigure xserver-xfree86しましょう。このサイトが参考になります。
ビデオチップは、$ cat /proc/pci | grep VGA で確認できます。ドライバの対応は、$ gunzip -c /usr/share/doc/xserver-xfree86/Status.gz で確認できます。
ネットワークカードは自動認識しました。
_ 日本語フォントの設定で、Xftconfigが反映されない
freetypeではなくxttモジュールを利用しているのにもかかわらず、なぜかXftconfigが認識されません。仕方ないので、XFree86-4にTrueTypeフォントのディレクトリを書きました。
_ Mozilla 1.3b install
DebianにMozilla 1.3bを入れました。起動も早くて快適です。Aptにあるのはバージョンが古いので、野良パッケージです。IMAPを快適に使いたいので、あえてこうしました。
Linuxのtar.gz版をダウンロードします。解凍して、mozillaコマンドで起動すればOKです。その際、「libstdc++-libc6.1-1.so.2がない」と起こられたので、sudo ln -s libstdc++-3-libc6.2-2-2.10.0.so libstdc++-libc6.1-1.so.2 と逃げました。
この依存は、mpkg-j2sdkでJDKを入れるときと同じですね。幅広く利用されているバージョンなのでしょう。
_ tDiary 1.5.3リリースされました
私の環境が整ったのを見計らうかのように、リリースされました。テストしやすくなったので、ラッキーです。手持ちの1.5.2にあるやりかけの課題をクリアして、やりますよ。しばしお待ちください。スタイルが導入された今回はちょっと大変そうですが。
2003-02-26 (Wed)
_ ライセンス上、クライアント系Windowsをインターネットサーバーにできるのか
Windows 2000/XP Professionalをインターネットサーバー(Apacheを入れてWEBサーバーにするなど)にすることはライセンス上問題がないのか疑問だったのですが、こんなページを見つけました。このページにあるEULAとはEnd User License Agreement、使用許諾契約書のことです。
現実的には、どうもダメみたいですね。接続10台までというのがネックです。ユーザーがNATを使っているかもしれず、何人使っているかを把握する事は実際には難しいからです。10台というのが、同時なのか延べなのか分かりませんが。
_ RedHatでapt
freshrpms.netというユーザーコミュニティが、RedHat用のaptとそのリポジトリを公開しています。素晴らしい。詳しくは、Linux World 4月号の特集を御覧ください。dpkgはないようです(^^;。
RedHatには2つのパッケージ管理ツール、redhat-config-packagesとup2dateがあるようです。新規インストールはredhat-config-packagesなのですが、これはCD-ROM(DVD)からでないと読めないそうです。一方、バージョンアップのためのup2dateは、無料サービスもあるのですが、登録作業が面倒だそうです。
こういう状況なら、RedHatでもaptがはやるかも。
_ J2MEは手がかかる
携帯J2MEアプリで通信機能の作成は大変です。根本的な問題は、GateWayの規約が確立していない点です。MIDPなどで携帯端末のAPIは決まっていて(これとて方言があるが)、端末上の動きはエミュレーター上でテストできます。一方、WEB通信する際、携帯はGateWay(Proxy)を通してサーバーにアクセスするのですが、これをエミュレートすることはできません。実機で確認する必要があります。J-PhoneのGateWayが独特の動作をするので、テストが大変でした。想像するに、J-Phoneだけでなく、きっと各社の方言があることでしょう。携帯はTCP/IPではないのでGateWayが必須なわけで、確固たる統一規格が欲しいです。
J-Phone GateWayのHTTPは、MIMEがapplication/java or application/java-archiveでなければなりません。plain/xmlなどはだめで、GateWayは404エラーに変えて返します。エラーになるのはともかく、これを404エラーにするのは惑わせます。
MIMEのことはJ-Phoneのドキュメントに確かに書いてあるのですが、302のレスポンスはそのまま通したり、通るものもあったり、癖があります。
開発環境もJ2SEに比べてpoorです。JUnitはないし、Log4Jもありません。こういったJ2SEの環境が移行されて欲しいですね。本格的にJ2MEやるなら自分で作るのですが。ログはちょっと作りました。実機にはSystem.outがないので、ログをRecordStoreに保存してFormで見るという作業がどうしても必要になるからです。
2003-02-27 (Thu)
興味深いです。[through たださん]
_ Amazonのおすすめシステムはエピファニー
やまぐちさんのところでAmazonのおすすめ機能の話をしていたのですが、このシステムは、エピファニーという会社の統合CRM製品だそうです。
おすすめ機能に限らず、AmazonのシステムやGUIは素晴らしいと常々感じています。多機能であるにもかかかわらず、欲しい所に欲しい情報があるのです。例えば、注文処理などは複雑なシーケンスだと思います。支払条件や届先変更などいろいろな注文方法が考えられるからです。なのに、シーケンスが分かりやすいのです。リンクの置き場所とかちょっとしたことなのですが、ユーザーの視点から築き上げるという積み重ねが効くのでしょう。
てっきり自社開発だと思って尊敬していたのですが、製品利用ということでちょっとがっかりです。でも、エピファニーを使うにしても、カスタマイズが必要でしょうから、やはりAmazonのセンスは凄いです。
自分の書いたレビュー一覧ページを見付けにくくなってしまったのが残念です。以前はすぐに飛べたのですが、今はどこにあるのやら、たまにしか発見できません。
2003-02-28 (Fri)
_ 原田さんの本が3月12日に出るらしい
原田さんの本『改訂新版 サーブレットではじめるJavaサーバサイドプログラミング』[技術評論社] が3月12日に出るらしいです。この本、今のStruts時勢に反して、Turbine/Velocity/Torqueらしいです。だから、第二版にもかかわらず、JSPの文字が題から外されています。こういうのを改訂版とはいわないような気もしますが(^^;。
題材は素晴らしいので、どのように書かれているか気になります。読んではいないのですが、ちょっと期待です。
Debian links:スレッドテンプレ, Debian Quality Assurance, Debian Package Tracking System
written by はんばあぐ

_ 酌 [立花隆氏には「検証ユダヤ陰謀説」を書いてもらいたいです。]