HYSPRO Diary

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2003-07-01 (Tue)

_ Debian JavaでJDKは原罪 > とらねこさん

私のポリシーは、楽をするための努力はいとわない、です。

JavaをDebianでするとかなり楽になるのですが、肝心要のJDKが、Sunのライセンスの問題で不自由な状態にあることは、原罪といっていいでしょう。それを背負って生きていかねばなりません。

WindowsとLinux、どちらも100%満足ではないのですが、どの不自由をよしとするかです。様々なツールが充実しシェルの環境下にあるLinuxは、ネットワークの親和性が高く(sshやcvsは最も基本的なツールです)、大枠では自由になります。シェルスクリプトや設定を積み重ねていくことができて、過去の経験がずっと蓄積していきます。しかし、デバイスまわりや日本語環境など細かいところではなにかと不自由です。一方、誰もが使っているWindowsは、様々なソフト・ハードウェアがデフォで動くので細かな部分で便利なのですが、プログラミングをしていくうえでは、楽をしていく作業に限界があり大枠では不自由です。

Windowsで不満なのは、

・パッケージの概念を導入して欲しい。Windows Updateを万人に解放しろ。

・シェル・コンソールを便利に。

・仮想デスクトップをつけろ。

・"Program Files"や"Documents and Settings"など、肝となるディレクトリにスペースを入れるな(これを決めたヤツの意図は他のプラットフォームをつぶす陰謀としか思えない)。ディレクトリ階層の定義をもっと細かく決めて欲しい。できれば、マウントしたい。

・シンボリックリンクの概念を入れてくれ。

・レジストリをテキストからも使いやすく。

というところでしょうか。

となると、(2年後くらいは)Macかなと思ってしまう今日この頃です。Javaの雑誌で載っているスクリーンショット、ここ3ヶ月くらいでMacのものが驚くほど多くなりました。この業界で、Macのシェアがそんなに伸びているのでしょうか。

_ CE .NETの開発環境

かなり混沌としていますので、整理します。

・Visual Studio .NET 2003 (or 2002 + .NET Compact Framework 1.0[日本語版は2003のみ]):

CE .NET (Windows CE 4.1 or Pocket PC 2000/2002 + .NET Compact Framework 1.0)でのmanaged code(byte code)開発。ただし、言語はVBとC#のみ。

・eMbeddeed Visual C++ 4.0

Windows CE 4.1でのunmanaged code(native code)開発。Windows CE 3.0には対応しない。

・eMbedded Visual Tools 3.0[C++, VB]

Windows CE 3.0 or earlierでの開発(native)。

注意:Windows CE 4.0の端末は日本ではないといってよいので、Windows CE 4.1以上といっても実質問題ない。

というわけで、すべてのプラットフォームをカバーする言語がないのが残念です。

また、仮想マシンを採用しておきながら、CE .NETではなぜVBとC#だけなのか謎です。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

_ mars [XPだとPowerToysを入れると仮想デスクトップできますよ。 http://www.forest.impress..]

_ syuu [NT系ならマウントとシンボリックリンクは完全じゃないかもだけど出来るはずですよ。]

_ はんばあぐ [その後雑誌か何かでみて、マウントはあるようですね。試したことないので詳細は分かりませんが。ショートカットの方はリンク..]


2003-07-02 (Wed)

_ Firebird日本ユーザー会

データベースの方のFirebirdで、Firebird日本ユーザー会が設立準備に入ったようです。知り合いがちらほらと...。Borlandの流れですからね。


2003-07-03 (Thu)

_ An interview to Kent Beck @ dW

ちなみに、絵は美化250%ですね(^^;。

_ XP2003レポートリンク

2003年5月25日-29日、XP2003がイタリアで開催されたのですが、参加者のレポートです。鷲崎さん長瀬さん

_ marsさん、Word神!

marsさんのWordテンプレート見ました。神ですね。私もWordマスターでうかれていてはいけません(^^;。

横に独自ツールバーがあって、しかも自作アイコンで、書式を簡単に設定できるようになっています。こんなことができること自体を知らなかったので、たまげました。どうやったらこんな技ができるのか...。設定された書式もよくできています。Tahomaフォント、私も好きですよ。

ただ、テンプレートがうまくダウンロードできないようです。ぜひもう一度、公開して欲しいです。

_ Re: <%= my '20030701#c01','PeworToysでVirtual Desktop'%>

だいぶ前にそれをインストールしたのですが、ヘボくて使えないんですよ。Desktopを切替えるのに、10秒くらいかかって、いらいらします。Desktopのセッションを一旦保存しているような動きなのです。

また、Windowsは、余計なものを入れると長持ちしません。だから、デフォにない機能はあきらめてます。買ったままの状態だと結構安定して動くのですが、特にOSレベルで、あれこれ入れる&いじると、途端に不安定になる経験が多かったので。

_ Word実践テクニック

なんか、宝の山を見つけた感じ [through marsさん]。添削機能はこうやって使うのか、なるほど。2つのWordファイルのdiffがとれて、赤修正になるのですね。便利かも。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

_ miki [marsさんのテンプレートで「ディレクトリツリーの挿入」のマクロがとても便利です。これがあればWAR/EARの構造が..]

_ mars [あ、本当だ。もっかい公開してみました(うまくいっただろうか)。 「ディレクトリツリーの挿入」のファイルとフォルダアイ..]

_ はんばあぐ [そうそう、「ディレクトリツリーの挿入」も秀逸です。 アップロードありがとうございます。]


2003-07-04 (Fri)

_ Linusさん転職

LinusさんOSDLというところに転職してたのですね [through /.jp]。

Transmeta社と近からずとも遠からずのようです。

OSDLの日本のページ

_ beyond J2EE

まったくの私見です。考えメモです。文章レベルまでまとまっていません。

ハードウェアが進化するにつれて、プログラマの手間をプラットフォームが肩代わりするというのが、コンピューティングの進化の方向であり、不可逆な流れだと思うのです。Rubyのインタープリタがそうだし、Javaでいえば、まずは、JVMです。

JVMがメモリ管理など、面倒なことをやってくれるわけです。

次に、EJBで、ソースの自動生成をコンテナがやってくれます。プログラマはAbstract classやinterfaceを書いて、実装コードはコンテナが自動生成します。その際、生成や設定の指示書となるのが、Deployment Descriptorです。しかし、ある意味これは面倒なわけです。

最近の流れは、ソースの自動生成から、byte codeレベルでの操作です(weave)。JVMは究極のbyte codeいじりですが、| JVM | コンテナ | POJO | となって、コンテナがJVMのbyte codeいじりを補佐します。こういったことがbeyond J2EEの意味するところじゃないかと思うわけです。JBossのMBeanサービスは、もちろんすごいのですが、この路線で言うと、beyondというよりは、aside J2EEかなと。

で、究極的に、$ jboss diary-service.jar 、みたいな感じで、コンテナがJVMかのごとく意識せずに、サービスが動くと最高ですね。

_ NTTデータ、Open Source softwareを採用

日経産業新聞7月3日によると、NTTデータが受注し保守・運用する「ゆうちょくらぶ」のシステムを、Apache + Perl + PostgreSQLで構築したそうで、開発費が1-2割安くなったそうです。

うーん、PostgreSQLですか。こういう大企業がオープンソースを採用し、しかも保守まで請け負うとは意外です。1-2割だけの安さだと、保守費が膨らんだ場合どうなのでしょう。まあ、アウトソースしていると思うのですが。それとも、本腰を入れて、これからどんどんPostgreSQLをかつぐ気なのでしょうか。と独り言を言ってみる。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ やまぐち [えーと、(以下略)(笑)]


2003-07-05 (Sat)

_ すごい日記発見 takuy@diary

Debianいろいろ:pptpdHotSaNICSquid。素晴らしい。

うっ、一番知りたいPPTP Client(pptp-linux)の設定説明がありませんです...。繋がっているそうなので、設定は難しくないということなのかな。まあ、「出来る」ことが分かったので、それだけでも心強いのですが。

_ MyIP接続できた!!!!!

苦節一ヵ月、MyIP with PPTP VPNへの接続実験についに成功しました。あとは、ルーティングなどの設定をサーバーにしたら移行できます。技術的問題はクリアしました。

基本的には、公式ページであってます。Debian Woody testing使っています(変な表現ですが。ただし、unstableな面が多いです)。

カーネルのパッチは、$ sudo apt-get install kernel-patch-mppe 。

カーネル再構築で、MPPEやPPPやIP-GREを組み込みます(yで組み込んだが、mでも問題ないでしょう)。$ PATCH_THE_KERNEL=YES fakeroot make-kpkg --revision=jasmine.20030705.01 kernel_image などとすればOK。

ただし、MyIPサービスは暗号化はしません。一般にVPNは、LANをWANに出すから暗号化が必要なのですが、いうなれば、MyIPはWANをWANに出すので、暗号化する必要がないからです。認証も、CHAPによるダイジェストです。だから、カーネルのMPPEの設定は不要かも知れません。念のため、私は組み込みましたが。

そして、$ sudo apt-get install pptp-linuxです。バージョンは、1.2.0-2です。

以下、設定です。miXXXXはID、given_passwordはパスワードです。

# cd /etc/ppp

# cat options.pptp

debug

lock

noauth

noccp

user miXXXX

# cat chap-secrets

miXXXX PPTP given_password *

PPTP miXXXX given_password *

# cat ppers/tunnel

pty "pptp myip01.interlink.or.jp --nolaunchpppd"

name miXXXX

remotename PPTP

file /etc/ppp/options.pptp

ipparam tunnel

# pon tunnel

_ で接続できます。debugはお好み。noauthは必須です。PPTPは基本は双方向認証です。サーバーがクライアントを認証し、クライアントはサーバーを認証します。しかし、MyIPサービスに後者の認証はないので、noauthです。

syslogに

Jul 5 23:43:43 foo pppd[2338]: rcvd [CHAP Success id=0x1 "Welcome!!"]

Jul 5 23:43:43 foo pppd[2338]: Remote message: Welcome!!

_ と出れば、ハンドシェイク成功です。この後に、MyIPのVPNサーバーから固定IPが落ちてきます。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

_ takuy@ [ちっす。はじめましてです。  PPTP Client(pptp-linux)の設定説明が無いのは、会社に持ち込んでる..]

_ はんばあぐ [MyIP接続できました!!!。 takuyさんの素晴らしいページの力があったからです。これからも濃ゆい日記、期待して..]

_ takuy@ [おお!おめでとうございます。 公式ページにHow toあったんですね。見落としてました。それ見てこちらでも再度設定..]

_ はんばあぐ [takuy@さんがうす味だったら、私なんぞは真水です(^^;。]


2003-07-06 (Sun)

_ ルーティング設定がよく分からない

iptablesで設定すると思うのですが、そのやり方がよく分かりません。

今マシンには、3つのネットワークデバイスがあることになります。eth0 CATV WAN, eth1 LAN, ppp0 MyIP WANの3つです。命題としては、「ppp0から来たパケットはppp0に返してあげる。eth0とeth1から来たパケットはeth0から出る」です。ppp0から来たパケットをeth0[default gateway]に返すと、CATV側でフィルタされて止まってしまうようです。CATVの知らぬIPから来たパケットなので、そのように止めるのは、まあ、当然といえば当然ですね。

routeコマンドはdestinationをもとにしたルーティングであり、命題のようなsourceをもとにした設定はできないと思います。そこで、やるとしたら、iptablesだと思うのですが、どうしたらよいのか見当もつきません(4ヶ月くらい前に雑誌で、このような場合はiptablesでやるんだよという記事を見かけた気がするのですが、手元にないし、いつのどの雑誌かも忘れた)。iptablesでgoogleっても、普通の設定しか上に出てこなし。うーん。

_ こんな感じか

ここが近しいです。その元となっているここは、説明が丁寧でよく分かりました。

Linux 2.4 Packet Filtering HOWTO

@ITのsyslogについて

うん、できそうです。

_ やはり分からない

default gatewayとのからみが分かりません。

ppp0 固定global ip, eth0 動的global ip, eth1 LANとして、(a)LAN->eth1->NAT->eth0->WAN, (b-1)WAN->ppp0->サーバー(Apache)->ppp0->WANをしたいわけです。

default gatewayをppp0にすると、(a)はどうやって指示したらいいのでしょう。逆に、default gatewayをeth0にしたら、(b)はどう指示するの? うーん。

それとも、サーバーはeth1として立てるのかな。そうすると、(a)と(b-2)WAN->ppp0->NAT->eth1->サーバー->eth1->NAT->ppp0->WAN。

eth1の設定で、振り分けは出来そう。でも、やはり、default gatewayはどちらにして、どう設定するかという疑問は以前として残ります。うーん。

うん? iptablesできちんとFORWARDの設定をすれば、routeの設定は関係ないということかな。混乱してきた。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ たむら [たぶん、IDGのLinuxWorld 2002-05のIPネットワーク基礎講座だと思います。最近のバックナンバーに過..]

_ はんばあぐ [ありがとうございます。Linux Worldは創刊号から持ってますので、調べてみます。]


2003-07-08 (Tue)

_ Re: 私がJavaからC#に乗り換えた10の理由 at @IT

through とらねこさん

反論ではなく個々の主張には賛成なので、反論を期待して読まないでください。むしろ、IDEAも引用しているし、好感が持てます。

C#が言語的にJavaよりもよい面があるのは事実で問題ないのですが、細かな点をあえていえば、多少議論のすりかえが気になります。Javaから乗り換えた理由はそれでよいにしても、C#に乗り換えた理由がJavaの欠点とは異なる次元である点です。たとえば、Visual Studio .NETはMSの製品なので、MSのものがたくさんついてきますが、Javaの欠点とは別の問題です。言いたい気持はよく分かります。それから、言語云々を言うなら、C#以外にもいろいろあるわけで、なぜそれらを選ばずにC#なのかという問題を、Javaからの文脈で語られると、ちょっとJavaに不利ですね。言いたい気持は分かります。

.NETのよい点に追加するとすると、アセンブリという概念の存在は心強いですね。

さて、意外に賛同できたのが10番目。私の言葉で言えば、C#(.NET)はRADツールなんです。だから、よい悪いの次元ではなく、Javaとは向かう方向が違います(だからこそ.NETの方が流行ることもありうる)。Visual Studio .NETを触ると、RADツールであるDelphiの香りがプンプンします。極端な話、Delphiの影響のないところはないというくらいです。オンラインヘルプからしてDelphiの書式です。Delphiを使っていたのでよく分かります。(もともとDelphiはVBをもとにしたし、DelphiのアーキテクトをMSがヘッドハンティングしたので、当然といえば当然なのですが。)

RADツールなのでアプリの大量生産に向きます。しかし、それが技術者にとって幸せな方向なのかは別議論でしょう。RADとしてのDelphiの優れた部分を受け継いでいるもの、そういった、Delphiが解決できなかった部分も残念ながら未解決のまま受け継いでいる気がします。これは技術論を含みつつそれを超えたカルチャーの問題でもあるので、話が大きくなりますが。

と、ここまで書いて、記事に4ページ目があったのに気づき、公開する気が薄れたのですが、せっかくなので(修正せずに)書き続けます。

言語としてのJava云々とは関係なく、今がJavaの一番「おいしい」時期だと思うんですよね。ツールやノウハウ・ドキュメントがそろっていますから。投資対効果でいえば、今が収穫時期で、その今を逃す手はないと思います。もちろん、先を見越すのは大事なことなのですが、投資をしたら収穫もしないともったいないです。(この段落が言いたかっただけです。EJBについても同様のことが言えます)

あとは、個人プログラマの観点で言えば、お小遣いで買うのはちょっとつらいです。サーバーも含めていろいろ試すとなるとMSDNが欲しくなるし、これにしてもサーバーの運用ライセンスは別ですからね。もちろん、.NETの性質とは別議論ですが。


2003-07-09 (Wed)

_ 今年のXP祭

18日金曜日で、場所は昨年と同じくオリンピックセンターらしいです。もうすぐ発表されるそうです。

その週はWireless Japanにいるので、絶対に行けません。残念。


2003-07-10 (Thu)

_ PHPでデータベース接続

結構素直にHello Worldできました。まあ、私がえらいんじゃなくて、Debianとそのメンテナーがえらいんですが。

_ 新宿南口、紀伊国屋

久しぶりに立ち寄りました。洋書コーナーが広く、そこそこプログラミング本がありました。Amazonでは流し読みができないので、こういうこところで本のレイアウトを見られるのは嬉しいです。

ただ、もうちょっと数が欲しいですね。満足度65%くらい。あと3割くらい書籍数が増えればとりあえずはいいかな。そこそこあるので、逆に「あれがない」という欲が出てしまいます。あと、値段が高いですね。洋書の世界は定価から割り引いて売れるので、定価ベースでドル円に換算されると、かなり高いです。それから、たくさん本を買った人には、自宅まで配送無料といったサービスも欲しいです。


2003-07-11 (Fri)

_ 同一ドメインに対して2つのgateway

Linux World 2002.05号を読みました。理解は深まったのですが、私の希望する方法は書かれていません。

いろいろ調べたら、同一ドメインに対して複数のgatewayを設ける「Multi Routing」という技術だということが判明しました。iproute2というパッケージがあるそうなので、これを使えば万事解決でしょう。

リンク集:大橋さん, ここ, debian-users, debian-users


2003-07-14 (Mon)

_ Debian 10周年イベント

これは、8/15の24時から29時ということですよね。新宿Loft Plus Oneにて。

_ Ian Murdock's Weblog through 梅田さん

今は脱退したそうですが、Debianの創始者です。


2003-07-15 (Tue)

_ Maven 1.0-beta10 has released

Maven 1.0-beta10がリリースされました

何度か書いているように、細かなイライラがあるので、Maven好きでないと難しいかもしれません。JARを作るだけなら問題なく、とってもよい環境でしょう。WARでも大丈夫でしょう。J2EEフルはいろいろ面倒です。

次は、RC1になるようです。


2003-07-20 (Sun)

_ Windowsでファイルコピー

xcopyコマンドなら、途中でエラーがあっても複数ファイルのコピーを継続できます。例:xcopy /c/e/q/f/g/h/r/k/x from_dir to_dir。参考


2003-07-22 (Tue)

_ サーバー接続不能でした

22日0時19分から21時まで、サーバーが接続不能でした。ご迷惑をおかけして、大変申し訳ありませんでした。お知らせ

原因はdhcp clientで、これが悪さしてネットワーク設定がおかしくなっていました。CATVの実験のためネットワーク設定を変えたのが23時。実験終了して元に戻したのが0時ちょうどで、Webサーバー接続を確認して、寝ました。この時マシンを再起動しなかったのが結果としてよくなかったのです。

昼休みにサーバーにつなげられず、家の電気工事がちょうど午前中にあったのでそのせいかと思っていたのですが、帰宅して調べたら、次のような感じでした。

ネットワーク設定を元に戻して、私が寝るまでは問題ありませんでした。しかし、固定IPに戻したにもかかわらず、なぜかdhcp clientが生きていて、存在しないはずのLocal IPにリクエストを投げ続けています。そして、リース期限が切れて、リクエストがブルードキャストされ、ダイアルアップルータのdhcp serverが返答して、サーバーのIPが変わってしまいました。

こんなことは初めの経験なのですが、なぜにdhcp clientが生き続けていたのかは不明です。dhclient-2.2.xだったので、3.xに上げたほうがよいですね。依存関係の問題で今は入らないので、折りを見て上げます。

_ あとはiproute2

ちなみに、CATV接続ですが、PPTP ClientはOKです。あとはiproute2の設定です。そしてDNSを切替えればOK。もう一歩です。


2003-07-23 (Wed)

_ awstats

awstatsは、機能豊富なApacheのログ解析ツールです。その昔Kondara時代に使っていたのですが、改めて設定しました。deb(testingがawstats 5なのでgood。stableはawstats 4.x)があるのでDebianへのインストールは楽なのですが、残念ながら、いろいろ設定しないとそのままでは動きません。

(1) /etc/awstats/awstats.confの編集。コメントを読みながら編集する。特に、ドメイン名やApacheログファイル名。

(2) iconの登録。/usr/share/awstats/icon/ディレクトリを/awstats-icon/パスで見えるようにhttpd.confを編集する。

(2) /etc/cron.d/awstatsの権限などを再設定。/usr/share/doc/awstats/README.Debianにいくつかのやり方が書いてあるので、これを参考に権限を設定する。

_ Maven UberJar Plugin

StandaloneなJARを作りたくて、どうしたものかと思ったら、Maven UberJar Pluginというまさにぴったりのものがありました。maven.uberjar.main=net.sgtpepper.hoge.Appのようにメインクラスをproject.propertiesに書いて、$ mave uberjarすればOK。dependenciesも全てJarに入れてくれます。素晴らしい! フルJ2EE以外なら、Mavenよすぎます。


2003-07-24 (Thu)

_ 分子生物学者のtDiary

高校・大学の同級生からの友人で、分子生物学者のtDiaryをホスティングしました。別の言い方でキザっぽく紹介すると、バンド仲間のベーシストです(笑)。本業の生物学はもちろん、文学・音楽・サブカルなど博識なので、期待の日記です。C言語の勉強に没頭して、フランス語を落したというおちゃめな面もあります。書き続けてさえ行けば、日本生物学界No.1のblogになるでしょう。もうちょっと時間が経ってここで紹介しようと思ったのですが、辛抱できなかったので、フライング気味に紹介です。

さて、彼は、私の生物学の師匠でもあります。もともと生物という科目が私は苦手だったので、私の生物学の知識は、彼との議論から得た耳学問がすべてであると言っても過言ではありません。バージェス頁岩(けつがん)を描いた名著Wonderful Lifeを紹介してくれたのも彼です(昨日三葉虫の本を買ってしまいました。この時代の進化論は極めて魅力的です)。いろいろな話を聞いたのですが、もっともインパクトのある知識を書きます。間違えがあったら、きっと彼がツッコんでくれるでしょう(^^;。

彼の研究対象はハエです。ハエといっても、台所を飛んでいる汚い蝿ではなく、ショウジョウバエという米粒くらいの小さなハエです。余談ですが、ハエの研究は分子生物学のなかで一番過酷なので、ハエの研究者はそれだけで尊敬に値します。ハエは12時間周期の生命体なので、1日に2回餌やりをしなければなりません。そして、交配させて遺伝情報を探るので、卵を生んだらすぐに仕分けて、雑種を防がなければなりません。このような試料が何千何万本もあるので、ハエの世話だけでヘトヘトになります。その上で、本業の研究をします。しかも、1年365日この作業をしなければなりません。これがマウスだと、自分で餌や水を食べられるので、数日は放っておくことが可能です。また、大腸菌だと、液体窒素で固めることができるので、研究を止めることができます。しかし、ハエはちょうどその中間で、飼い続ける以外にどうしようもありません。ITの言葉で言えば、ダウンタイムが許されないのがハエなのです。

余談が長くなりましたが、そうしていつもハエの話を聞くわけです。すると、ハエで見つかった遺伝子と似たものがマウスでも発見されたとか(その逆とか)、人間にもあったとかいう話題が出ます。いつもへぇと聞いていたのですが、あるときふと、私は疑問に思いました(彼の話を聞き続けて、疑問を思えるくらいに知識がついた)。節足動物であるとハエと哺乳類であるマウスは、別系統の生物なのにどうして遺伝子が同じなのかと。それを問いただすと、次のような知識を得ました。ハエとマウスの祖先は線虫にまで遡ります(正確に言うと、今の線虫の祖先)。そこで一緒の遺伝子は、ハエでもマウスでも存在すると。

線虫なんて、千個くらいの細胞しかなく、卵細胞からそれら細胞までの分化地図が解明されているような原始的な生物なはずなのですが、その時点で、神経なども含めた立派な原型が出来上がっているということです。つまり、極端な話、多細胞生物が出現した段階で高度な生物はかなり完成していて、分子生物学的には線虫も人間もさほど変わらないというわけです。生物進化の大きな飛躍は、原始多細胞生物から人間への過程にあるわけではなく、単細胞から多細胞の過程にあります。

この「発見」以降、私の哲学が変わりましたね。極端な話、人間同士で肌の色だなんだと言うのはちゃんちゃらおかしくて、人間も節足動物も変わらんのです。

とまあ、いろいろ書きましたが、tDiaryに戻ると、次に彼に会ったときtDiaryを勧めたくて、blog文化の素晴らしさをいかに語ればよいか思案していたのですが(5月に会えなくて残念)、向うから書きたいと言ってくるとは驚きでした。というか、私の読んでたなら、ツッコんでちょ。

ちょっと持ち上げすぎた気もしますが(笑)、生物学ネタ期待しています。特に英語で書けば、世界に轟くでしょう。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

_ とおりすがり [頁岩は「けつがん」と読むのでは。]

_ kdmsnr [はんばあぐさんがこういうネタを書くことで、話題の交流というか何というか、いろんなものがミックスされて面白いなーと思い..]

_ はんばあぐ [ずっと、せつがんと読んでました。おはずかしい...。]

_ Gardener [持ち上げてくれてありがとうございます。「多細胞生物が出現した段階で高度な生物はかなり完成していて」という部分はまった..]


2003-07-28 (Mon)

_ blogの効用

Gardenerさんが東京に出て来るそうなので、飯でも食おうという話になりました。しょっちゅうメールしているわけではないので、彼が日記を始めたからこそ交換できた情報であり、日記の効用が早速あらわれたのかもしれません。

8年程前、電子メールを持っていない人とは疎遠になりがちだよねと語り合ったものですが、ひょっとしたら、blogしていない人とは疎遠になりがちだよねと言う日も近いのかもしれません。

_ JDBCBench2

TPC-BベースのデータベースベンチマークをJavaで作りました。バイナリソース。PostgreSQL専用ベンチといったデータベース固有のベンチツールはあるのですが、種々のデータベースで比較できるものやJavaなものがなかったので、自作しました。

あくまで「ベース」であり、TPC-Bに忠実にしたがっているわけではありません。しかも、この規格自体何年も前にobsoletedされているので、ベンチ数値自体にはあまり意味がありません。しかし、秒間のトランザクション数の単純な目安の比較としては多少は役に立つでしょう。Pentium 4 1.6GHzのPostgreSQL 7.3で、200 transactions/secで、他のデータベースでもやってみます(くどいですが、絶対値に意味はない)。

とりあえずEarly Accessということで公開。もともとはMySQLに添付されていたものなのですが、そちらはobsoletedされてしまっていました。そしたら、この人が改良してソースを残していてくれていて、さらにそれを改良しました(原型はあまりありませんが)。まだまだ改良の余地ありで、ドキュメントも全くありません。ビルドにはMavenが必要です。$ maven uberjar すればOK。必要なJDBCドライバは自分でproject.xmlを修正して下さい。実行方法は、ソースを見て下さい。次のような感じです。

$ java -Xms32m -Xmx64m -jar target/jdbcbench2-0.1-uber.jar \
-driver org.postgresql.Driver \
-url "jdbc:postgresql://localhost/jdbcbench" -init

_ ドキュメントをそろえてサイトを作って、今週公開するつもりだったのですが、急拠別件に忙しくなったのと、maven site:generateがバグで動かず、cvs headはビルドすらできない状態なので、とりあえずファイルだけ公開です。

統計をとる部分、どなたか興味ありませんか。ひとつのDBに対してベンチ走らせるのはできているのですが、多数のDBや同時クライアント数をいろいろ変えたデータをとるのは大変な作業です。Javaでなくても、スクリプトでもよいのですが。

来週はアメリカはフロリダに研修出張なので、きちんと公開はお盆休み開けかもしれません。ほんとに研修で、朝から晩までセミナー詰めです。


2003-07-29 (Tue)

_ The Ruby Way―Ruby道への招待

。こんな素晴らしい本が売れてないそうなので[through とらねこさん]、宣伝です。Rubyを知る良書です。日本語版だと監修者の注釈があり、これがまたよいので、原書愛好家の私ですが、日本語版をお勧めします。

_ Microsoftの「Pocket PC開発・上級トレーニングコース」受講中

申し込んでいた同僚が急遽行けなくなったので、今日明日と私が代理で受講しています。いいですね。製品固有の情報を知るのはなかなか難しいので、有益です。お金を払うだけのことはあります。そもそもこの話題の書籍が少ないので話を聞けるのは貴重なのですが、そうでなくても、座って見ていれば知識がつくし、分からないことがあればその場でツッコめるし、楽ちんです。教える方も場数をふんでいるので、楽に見ていられます。大企業のトレーニングはいいですね。


2003-07-30 (Wed)

_ Re: 本の値段

コンピュータ技術書でほんとうによい本は1万円でもその価値があると思います。よい知識を得るにはその本を読むしかないわけですし、読んだ後と前では自分のやり方が大きく変わるからです。しかし、よい本は10冊に1冊なので --- 人によって価値が違うので、他人の評価が良くても読んでみないと分からないこともある。もちろん、評価が高いに越したことはない。最良の方法は、その本を読んだ人で、しかも自分の趣味趣向を理解してもらっている人から本を推薦してもらうことです --- 、よい本を得るには10冊は試し打ちをしなければならないので、3000円の本を10冊買った3万円がよい本1冊の価値ですね。というわけで、1冊5000円くらいまでがよいです。

でも、Ruby Wayの続編がもし出たら1万円でも私は買います。その場合は原書をすぐに買ってしまいますが。

読んだ時の感想日記:ここここ

本を書く側の論理しては、日本語のマーケットは小さいので、どうしても単価が高くなります。その上、Ruby Wayは、あれだけすごいメンツを日本側でそろえたのだから一層高くても仕方がないです(金銭的にはそれでも割に合わない仕事でしょう)。

_ もとネタはきたさんか

そりゃぁ、きたさんにとっては高いでしょう。きたさんが知らない部分はそんなにないでしょうから。でもそれはきたさんだからであって、参考になりません。きたさんにとっては1000円でも高いでしょう(^^;。

でも、きたさんが10冊かけて得たであろう知識のうち少なからずを、この1冊でショートカットできるような名著だと思います。


2003-07-31 (Thu)

_ Linux World 9月号の連載記事へツッコミ

冒頭の連載記事で、Debianをインストールしたがkernel 2.2古すぎ!、mpkg-j2sdkでJDKが入らない、Debian捨て、という記事があったので、メールでツッコみました。

kernelですが、確に、明示しないと2.4にならず、しかもトップ画面にその記述がないのはいかがなものかとは思うのですが、ヘルプ画面を見るなどもうちょっと頑張って欲しかったです。ていうか、Linux World3月号で、Debian 3.0r1 + kernel 2.4のインストール特集があるじゃん。創刊近くから連載しているライターもそうですが、編集部は気づいて欲しい(それ以前でも記事があった気がします)。

mpkg-j2sdkは、1_4_1-rpm.binの方を変換しようとしていて、エラーになっています。惜しい。RPM版ではない素の方です。1.4.2でエラーかと思ったら、それ以前の部分でした。でも、mpkg-j2sdkを探しあてたのは立派です。

Linux Worldやこの連載はいつも楽しみに読んでいるので、来月号でアップデートされることに期待です。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ Oかもと [Debian Javaでぐぐって出てきた最初のホームページにいきなり書いている罠。←mpkg-j2sdk。]


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追記

 written by はんばあぐ