単純に計算すると、日本語を読むのは日本人だけなので1億人の市場。英語は世界中みんな読むので50億人の市場。よって、英語圏市場は日本語圏の50倍になります。日本語で書いて200万円の印税だったら、英語で書いていれば1億円の計算ですね。
英語は世界中で読まれていると思います。native englishは米国や英国/オーストラリアですが、インドやシンガポールなど英国の旧植民地は準native englishといっていいので、ガンガン読んでいるでしょう。欧州は準準native englishだから、読む。非nativeでも、アジアでは、中国人も韓国人もタイ人も英語を読むし、アフリカも読むだろうし、南米も読むだろうから、好むと好まざるとにかかわらず世界中が英語を読んでいるでしょう。
逆に、Computer Science(動きのはやいScienceの分野)で、英語以外の母語で知識をえているのは、欧州をのぞけば、日本くらいではないでしょうか。その言語を話す人口、もっといえば知識階級というか中産階級の人口と国の経済力がある程度ないとそもそも出版市場が成立しないので、おのずと限られてしまうからです。さらに、動きのはやい分野は、定説がくつがえったり、新しい知識がすぐに増えるので、翻訳に適しません。たとえば、永遠の真理である数学や物理学は翻訳にたえますが、日々うつろいゆく生物学は翻訳は追いつきません。Computerも追いつかない部類ですね。
そういう意味では、日本語市場も完璧ではなくて、成立しているのは入門本だけで、中上級の部分では成立していないと感じます(だから英語に頼るしかない)。その部分を読む人口が少ないので、出版者も著者も敬遠しがちです。
英語本の質が高い理由はもうひとつあって、入門的な解説が英語はWebにたくさんある点です。Webで読める知識を買おうとは思わないので、それを越える内容を書かないと売れないでしょう。日本語はその部分であっても売れてしまいます。というわけで、日本の書店に並ぶのは入門本です。
だからこそ、MikiさんのJBoss本は偉大です。採算をまったく度外視して夢を追求しているので、技術者として応援したくなります。もっとも、Marketing担当だったらとめますが。
私がMavenの記事を断りつづけている理由もそれで、インストールやタグの書き方の説明をしたとしても(知識がないのでそれしか書けないが)、つまるところ、公式ページの翻訳でしかありません。そもそも記事の量はWebより少ないので、翻訳以下かもしれません。
自戒をこめて書きますが、英語を読むのは大変ですが、アジアも含めて世界中の技術者が優良な英語本で知識をえていることを忘れてはいけません。それに、どうせ読むなら、偉大な人が書いた素晴らしくて楽しい本を読みたいです。原書で読むと、著者の息づかいのような躍動感を感じます。この部分の楽しみは翻訳では味わえません。
話はそれますが、そういう部分まで訳すのが翻訳です。翻訳とは日本語を書く作業なので、日本文として読みごたえがないと翻訳ではなく、英文和訳です。
またまた話はそれますが、翻訳を読んで内容を理解できなかった場合、自分の頭の悪さを疑うまえに、楽観して、翻訳を疑ったほうがいいです。8割は翻訳のせいです(^^;。
あと英文自体が質悪い場合もありますよね。。
ほんとうに英語の本がそんなに売れたらいいなあ。実際にはそんなに出る本はマレです。いいのは印税率が少々高いことくらいか。
コンピューター関連の英書だと、アプリの解説ものでも、必ずといってほどレビューアーとエディターが入っています。つまり、著者がいても事実上スタッフで作っているわけです。日本だと、そういう編集風土がないなと思います。
Sience -> Scienceのtypoでしょうか??
お恥ずかしい。頭がなまってます。
耳が痛いです.英語の書籍市場が巨大なのは痛いほど感じてます.質,量,鮮度,全てにおいて日本語書籍の比じゃありません.確かに駄本も山ほどあるけれど,名著だけでも腐るほどある.おかげでいまや電子辞書が商売道具の一つになりました.ちなみに,セイコー製がお勧めです.キーボードの良いので.
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