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(GPS将棋開発参加記録)
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コンピュータ将棋の記事を読む機会が増えて、嬉しいこの頃です。選手権で勝又さんが評価関数を形勢判断と言い換えられていてなるほどと思いましたが、自分も少しでも上手に説明できるようになりたいものです。という趣旨で、反省点を考えてみます。
「金子が計算の部分を将棋の強い林が手の判断の部分を担当」 -- 技術的には数値計算と評価項目の分担なのでこのような表現でお伝えしたのですが、あらためて考えると、機械学習に馴染みがない方には何を計算するのかピンとこないですね。しかし、改善案があまり浮かびません。大雑把に「棋譜からの学習を林と金子が共同で実現した。将棋の知識を必要とする部分を林が、残りを金子が担当した」とか、具体的に「例えば、玉の危険度を測る物差しの部分を林が作り、どの危険度が歩何枚分に相当するかを計算する部分を金子が書いた」とか。しかし後者は、重みを手で決めるようにも読めるので、長い割には改善がないかもしれません。
「将棋が強くなくても強いプログラムを作れることを保木さんが示したことに勇気づけられた(表現うろ覚えなので後で訂正予定)」 -- 金子が(も)将棋が弱いということを合わせてお伝えするべきでした。これは自分が無意識に前提としていることを言語化する練習が必要ですね。
たぶん、効果は来年に大きく表れると予想しています。Bonanzaのホームページによると4.0.3の公開が1月28日のようで、プログラマがすぐにソースコードを理解したとしても3ヶ月程度しかありません。学習には時間がかかるので、その期間で今年の選手権に間に合わせるのはかなり難しかったのではないかと予想します。探索の部分は別ですが。来年の選手権までには十分に時間があるので、きっと読む人も増えることでしょう。大槻さんがとんでもないソフトが来年投入されると予想されていますが、各種ソースコードの研究が進むと一次予選からとてつもなく強いプログラムが登場するかもしれない、と個人的には予想しています。
唐突ですが、強い将棋プログラムを作る難しさは、福笑いのように、目隠しをして絵を描いている状況にたとえられそうな気がしています。プログラムを作っていると「こう動いているはずだ」という予想がしばしば裏切られるわけですが、それは神様が見るとまず口が輪郭からはみ出しているのを直そうよという状況なのに、人間は気づかずに眉の形を整えるのに夢中というような。将棋はかなり目隠し度合いが強い気がします。隠れている不具合に気づくには、手を抜かずに見ようとする努力が必要のようで、GPS将棋では最近値の大きな評価項目を眺めてみるとか、その評価項目の訓練例が何ペアあったかだけでなく何棋譜あったかも表示させるとか、試行錯誤しています。
_ かず@なのは [来年の一次は棚瀬さんが復活するかもしれないですし…。]
_ kaneko [はい、棚瀬さんきっと出場されるでしょうね。あと、新規のプログラムも強そうな予感も。]
_ ぃもの [はじめまして。 私はぃものと申します。 大事だなと思われる要因のリストアップを林さんが列挙して、 その要因がどのく..]