|
(GPS将棋開発参加記録)
|
GPS将棋の評価は、二転三転しました。
また、Bonanza_shogiの評価値と比較すると、今回はかなり離れています。(私にはないですが)十分な棋力があればコンピュータ将棋の弱点を分析する良い題材かもしれません。
GPS将棋の評価値の変化は、44手目△5五銀のあたりでは後手優勢、63手目▲6七玉のあたりから先手優勢に転じ、88手目△9三角のあたりから後手優勢に、最後は先手優勢に戻っています。
△9三角で大きく評価値が変わった原因を調べるために、直前の評価値をみると
[(87) ▲7二成銀] -259 △9三角▲8四銀△同角▲同玉△2四飛▲6四歩△同飛▲7三玉△7四飛▲8二玉△6三玉 (146sec) / 650 △6三玉▲6四金△7二玉▲7三銀 / 965 △4四歩▲4六歩△4七角打▲6四金 posted at 17:44:14
と、△9三角以外の手の評価は依然先手優勢で、△9三角と指されると先手何かまずいかも、といった点数です。この時点で後手玉に詰めろがかかっていたので、それ以前の先手優勢の評価値は詰めろを評価していたが、△9三角以降王手の連続で詰めろが外れることに気づいて評価が急変したということかもしれません。
それにしても、BonanzaとGPS将棋でここまで離れるとはおもしろいです。もし将棋の神様がいるとしたら、80手目近辺にどんな評価値をつけるのか知りたいものですね。
上の記事中のリンクのように、公開中継された棋譜で「あの対局の何手目」というリンクを簡単に作れると将棋の記事が書きやすくなると思います(盤面を表す画像を作ることはできますが、面倒ですし、何より前後の指手を読者がたどれません)。主催者の公式ページでその機能があると便利だと思うので、将来の中継では Kifu for Flash とCGIで対応していただけたりしないでしょうか(といってもどなたにお願いしたものやら、ここで書いても意味がなさそうですが、とりあえず需要のメモということで)。(10/2追記: 柿木さんにやりかたを教えていただきました。次の記事参照。)
現時点では方法がなさそうだったので、上の記事ではCSAファイル用のものを改造して作ってみました。棋譜中のコメントの表示も技術的には可能ですが、この手の変換表示サービスと公衆送信権等がどう関係するかよく分からなかったので見送っています。もし、公開中継された棋譜のコメントはインターネットで再送信して良いと宣言されていると、安心して表示できるのですが…と思いましたが、仮に将棋連盟が宣言してくださったとしても、世の中にそうでないkifファイルもあるとすると区別がつかないので難しいですね。とりとめがなくてすみません。
(10/2追記)柿木さんのコメントでやりかたを教えていただいたので、試してみました。これは便利! 記事内で将棋盤が見られて、手数を進めたり戻したりできるのは良いですね。大きさを小さくしたりすることもできるでしょうか? そういえば、駒がなんとなくぎざぎざなのでアンチエイリアスしたいです(要望ばかりですみません、現状で十分便利です)
設置の方は、もっと簡単にできると嬉しいので柿木さんに期待です。ここでは次のようなhtmlを書いています。<div id="flashcontent"><embed type="application/x-shockwave-flash" src="http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/50oui-7/image/Kifu.swf" style="" id="Kifu" name="Kifu" bgcolor="#f0f0f0" quality="high" flashvars="kifu=http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/50oui-7/image/2009oui7.kif&minute=1&start_tesuu=88" height="480" width="580"></div>
北海道新聞社の公式ページから引用する形になっています。(上の記事と合わせて、公正な引用の条件を満たしていると判断していますが、問題がありましたらお知らせください。)
あと、現状では新聞社のウェブサーバの負荷が増えてしまう点が少し気になって、別案を考えてみましたが、
と、今のところ名案がありません。著作権法の改正で、プロバイダや検索エンジンがキャッシュやミラーをすることができるようになりましたが、素人が文面を読んだ限りでは、この場合は難しい気がしました。将棋日記の活性化のために、公開中継した棋譜ファイルは自由に流通させて良い、と宣言していただけると嬉しいです。
(追記)別案としては、盤面画像をブログに貼って、クリックすると公式サイトの指定手数に移動するようなリンクを張ることでしょうか。公式サイトのKifu for Flashをクリックすると、画像とhtmlが表示されると便利そうですね。この場合は、著作権の問題はないですが、指定手数を表示するためには公式サイトでの対応が必要かもしれません。サイト運営者のメリットとしては、httpdのログを見ることで「何手目」への言及がどのくらいあるかを知ることができます。何かに活かせないですかね。
(追記)このエントリに載せている、引用の方法で問題がない気がしてきました。コメントを書いていて(何かコメントしたいからわざわざ将棋盤を載せるわけですし)、公式中継ページへのリンクがあれば、きっと公正な引用になっていますよね。
また思いついたら追記します。
2009/09/23版が昨日あたりに公開されました。たぶん、強さはあまり変わっていません。Windowsで潤沢なメモリがあって、今までより長考させたいという方にはお勧めと期待しています。後は合議の実験をしたい場合とか…。他に、今回からMac OS X (snow leopard)向けのバイナリも増えています。ただ手元のMac OS Xの環境では、mono 上で将棋所が動かなかったので、今のところ活用方法が難しいかもしれません…
現状のUSIプロトコルのponderまわりの仕様は、GPS将棋を含むCSAの大会参加プログラムで良く見る方式(時間のある限り相手の手を予想してはその応手を探索することを繰り返す)とは相性が良くありません。では、どんな仕様なら良いのかというと難しいのですが、たとえば、シンプルに
info ponder [data]
という形式で情報を出すだけという案はいかがでしょう。[data] の部分は普通の info の後に続く文字列が来ます。局面と思考結果のやりとりはponder禁止の場合とまったく同じように、go と bestmove を用いるとします。つまり、info ponderを無視すれば、ponderしているかどうかは区別がつきません。
GUI側にスペースがあれば、相手にこう指されたらこう指すつもりというペアを何手か表示できると良いですね。いかがでしょう。といっても自分でGUIを実装できるわけではないので、アイデアをあたためておくだけですが。
今年もGPWの季節になりました。参加募集中ですので、参加される方は締切までに手続きをお願いします。スケジュールは現在暫定版ですが、ナイトイベントなども追って発表されると思います。
色々検索していたところ、現在の形勢をグラフで表す試みは1年以上前から試みられているようです: 将棋スコアボードと駒割グラフ。
駒割のみの評価も十分おもしろいですね。twitterのような気軽さでプログラムから投稿できて、グラフを描けるサイトがあると良いのですが。それとは別に「攻撃陣」と「守備陣」の評価もぜひやりたいのですが、評価関数を攻撃と守備に分けることが難しく、うまい方法を模索中です。
(追記: 開発チーム内から、google chart apiを使えばという指摘を受けました。なるほど。) 先日の新人王戦第一局のグラフ:
twitterに大槻将棋が登場しました。コンピュータ将棋の仲間が増えて楽しみです。
本日の竜王戦の終盤では、GPS将棋は、読み筋に詰めろが見つかっては読み直してばかりで、評価値が安定しませんでした。難しい局面だったのではないでしょうか。詰めろを見落とすと勝敗が逆転という局面は、少なくともコンピュータ将棋の評価関数があまりあてにならないので、時間をかけて相当深く探索しないと安定しない印象です。関連して、浅い読みと深い読みの評価値の差が大きかった印象もあります。対局者の指手が早かった場合にはコンピュータも思考時間も短縮されるので、グラフ上の評価値が荒れている一因かもしれません。
(後で追記します)
急にディスクが読めなくなってしまいました。寿命かもしれません。復旧には何日かかかる見込みです。ご迷惑をおかけします。
Before...
_ kaneko [柿木さん 要望ばかりですみません。楽しみです。 注意書きもありがとうございます。]
_ ぃもの [評価の値だけ見るのではなくて、Bonanza、GPSの「こう指して、次こうさして、その次こう指していくであろう」とい..]
_ ぃもの [ピーちゃんが言いたいことを予測すると、 「全然違う局面を『特徴ベクトル、得点を累計する奴』 に放り込んで、それがグラ..]