佐藤さんの発表に関連して、LMRと実現確率は併用しても良いようなと発言した件について少し補足します。注目するポイントは、実現確率を決める際に指手単独についてのみ見ていると、良さそうに見える手が沢山ある局面と、他に有力な候補がない局面で、同じ確率がつくという点です。同じ確率が良いのかどうかは別に議論が必要ですが、LMR風の考え方を取り込めば前者の確率は下げられます。という背景で、GPS将棋は、ロジスティック回帰が(他の手をみないで)出してきた数値順に全合法手を並べた時の順位やトップとの差なども考慮して確率を決めています。
指手生成速度については、GPS将棋では測っていません。関連して、全幅minmax探索(αβ枝刈なし、評価なし)でmakeMove+unmakeMoveの所要時間を昔測ったところ、平均約180サイクル(利きの更新を含むと約440サイクル、今はデータが増えているのでもっと遅いでしょう)というデータがあります。探索だと末端で指手生成をしないので、合法手の数で割ると合法手生成の速度の下限になるかと思います。あと、評価関数や実現確率を使うとこのあたりの性能はあまり関係なくなるように思います。
言葉を補わないと分かりにくい内容ですが、色々立て込んでいるのでこの辺ですみません。
(午後に追記)竹内くんの発表も関連しますが、実現確率、静止探索、YSS流の末端も含めて、残り深さ等どのような状況でどのような手を読むべきか、は未解決のテーマに思います。駒得、王手等指手の性質や評価値やhistory 等組み合わせる道具は色々ありますね。
ご報告がかなり遅れてしまいましたが、11月13日(金)〜15(日)にゲームプログラミングワークショップ(GPW)2009が開催されました。今年のGPW杯のコンピュータ将棋部門は、リーグ表のとおりBona...