今週末の対局の(コンピュータ将棋ファン向け)紹介です( http://www.uec.ac.jp/news/event/20110706-1493.html , http://entcog.c.ooco.jp/entcog/event/event2011_comvshum.html )。篠田さんの豪速球/変化球という言葉をお借りすると今回の見所は、Bonanzaの豪速球がどのくらい速いのかと、あから1/100の変化球がどの程度通用するかがポイントになると思います。使用ハードウェアを見るとBonanzaは本気の構成で(通常のPCと見るよりは)あから2010に近い能力と考えるべきでしょう。一方対局者の視点では、評価関数がBonanzaであることが分かっているので、あからよりも対策がしやすいと想像します。たとえば、古いバージョンのBonanzaにはすぐに角を切るという特徴がありました。新しいバージョンにそのような大穴がある可能性はあるか、特定の形に徐々に誘導するような作戦は可能か等興味深いです。あから1/100の方は、各プログラムがW3680を1coreづつ使うようなので、ハードウェアの性能はBonanzaよりかなり劣って、いわばそこそこのPC相当になるかと思います。一方、対局者の方々はコンピュータ将棋を詳しく分析されています。篠田さんは、人体実験( http://www.geocities.jp/problem_extra/3rdStage.html )という名前でコンピュータ将棋との対戦を公開されていますし、古作さんもイベントで激指と公開対局をなさっています。今回の持ち時間が人間側に有利に設定されることも加味して、基本的に人間側優勢と予想します。一方あから1/100の方の武器は、多数決をするので、指手どのプログラムが推薦した手か分からないことにあります。コンピュータから見て悪い方に出て一貫性のない指手となるか、良い方に出て意表をつく指手となるかが見所です。4プログラムの特徴は篠田さんがかなり詳しく把握されているので( http://www.geocities.jp/problem_extra/floodgate/101-200.html )、もしかするとほとんど予想されてしまうかもしれません。あるいは、最近のバージョンアップが功を奏して棋風が変わっているかもしれません。(大抵はプログラマが期待するほどは変わらないことが多いのですが)
見所の解説、ありがとうございます!<br>イベント盛り上げようと思います。当日参加も可能そうです。<br>現地で対戦の雰囲気を味わってください!